シロハナマドロナの樹と別れ、管理事務所に向けて歩き出したバードックだが、すぐにペイジバラの庭園にさしかかった。やはりまだまだ事務所までは遠い、またひとしきり会話に時間を・・・と彼は思ったのであるが、いつもはにぎやかにしゃべりかけてくるペイジバラたちが何故か今日は軽く挨拶をおくってくるだけであった。 それはそれで、また何かあったのかなとバードックは思うのである。